ALDS V2.2 Release Note


ALDS V2.2では新規にInAlGaP/GaAsの材料系の選択が可能となりました。この材料は、 よく知られているInGaN-AlGaN-GaNの長波側の可視スペクトルの補完材料として知られ、 赤〜黄緑領域のLEDなどに用いられています。ALDS V2.2では、InAlGaPのバンド構造 データは、InAlP、AlGaP及びInGaPの3つの3元材料から内挿で求めています。著名 作者の論文にはInP、AlP、及びGaPの3つの2元材料から求める方法が記されています が、これを用いますと、実験報告のバンドギャップとの乖離が大きくなってしまいます。


ALDS V2.2では断面での高次モードが扱えます。従って、断面導波路がマルチモードであれば、 ユーザは5次までの実効屈折率、近視野像、遠視野像を求めることができます。 改訂に伴い、英文、日本文マニュアルも最新化されました。


本バージョンからWindows 7, VISTAの対応が可能になりました。また、エミュレーション モードにより64bit Windows 7などでの動作も可能です。